バンコク都内には、タクシー、トゥクトゥク、高架鉄道スカイトレイン等、様々な移動手段がありますが、都民の足の中心となっているのは、依然として路線バスです。運賃6B(約18円)からという低料金で乗車でき、都内・郊外をくまなく網羅する路線バスなくしては、バンコク都民の生活は成り立たないのです。 バンコク首都圏の路線バスは政府系機関であるバンコク大量輸送公社(英称BMTA[Bangkok Mass Transit Authority]:タイ語だと「こー・そー・もー・こー」といいます)が約250ある路線の全てを一括管理していますが、バスの運行は、一部を民間バス会社に委託しており、BMTAが直接運行している「直営バス」と民間バス会社が運行する「委託バス」があります。路線によって、「直営バス」のみ、「委託バス」のみ、あるいは、「直営バスと民営バス」の両方、が走っているものに分けられますが、「直営バス」と「民営バス」で料金の違いはなく、普通に乗る場合、どのバスに乗っても構いません。ただし、BMTAが発売している「割引回数券」は、BMTA直営のバスにしか乗車できないため、回数券を使う人は、「直営バス」と「民営バス」とを区別する必要があります。 ※かつて販売していた「乗り放題パス」は2004年2月から4月にかけて順次廃止されました。 同じ路線でもバスの車体のタイプにより料金が違うのがバンコクのバスの特徴です。エアコンのない「普通バス」と「エアコン・バス」では料金が全然違います。エアコン・バスは冷房費がかかるので運賃が高いのは当然なのですが、同じ「普通バス」でも赤色・緑色の車体のバスと白色の車体のバスでは料金に差があり、エアコン・バスでも旧型と新型とで料金が違うのがミソです。 また、普通バスは全線均一料金でどこまで乗っても同じ料金なのですが、エアコンバスは距離により運賃が変動する運賃体系となっており、運賃を支払う際に車掌に目的地を告げて(当然タイ語です)、料金を聞く必要があることがポイントです。 路線によって、走っているバスの車体はさまざまで、車体が赤色の普通バスしか走ってない路線もあれば、全部の種類のバスが走っている路線もあります。そのような路線では、なるべく安く目的地に行くために、運賃の高いバスには乗らずに運賃の安いバスが来るまで辛抱強く待つ人をよく見かけます。
バスの運行時間は、路線によって異なりますが、おおむね早朝から夜遅くまで頻繁に運行しています。また、大都市バンコクでは深夜に働く人も多いので、24時間運行している路線もあります。午後11時から早朝5時まで、普通バスには深夜料金1.5Bが追加されます。深夜には運行間隔が1時間に1本程度と極端に少なくなりますので、場合によっては1時間近くバスを待つこともでてきますので、利用する人は覚悟しておいたほうがいいです。 バンコクのバスは路線が複雑で乗りこなすのは無理と言われてきましたが、「ポーオー」と呼ばれるエアコン専用路線が廃止され、2系統あった運行系統が一つに統合されたため、現在では、バスの番号のみでバスを区別できるようになり、乗客の利便性が向上しました(昔は同じ番号を付けた2つの違った路線があり、その区別が難しかったのです)。また、目的地表示板がタイ語表記のみだったものが、英語併記となり(一部英語併記のないバスもあります)外国人にとっての利便性が向上しました。 とはいうものの、これだけは覚えておかないと困る表示があるので紹介します。
「切符&料金表」のページを参照 郊外と都心を結ぶ通勤バス。定員制で立ち席なし。運賃は20B均一 (正式運賃は25Bだが、いつのまにか割引運賃20Bが定着) 空港と都心を結ぶバス。シーロム、スクンビット、カオサン、ファランポーン中央駅方面行きの4路線がある。 運賃は100B均一 BTSスカイトレイン乗客用に沿線周辺を巡回するバス。乗車には「クーポン」が必要。 ミニバンを使った乗合バス。タクシーとバスとの中間的存在。 |
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